インタビュー
島の未来を担う子供たちを町全体で育てたい。
ー まずはじめに、周防大島町の魅力を教えてください。
青い海と空に囲まれた環境でしょうね。春にはミカンの花が咲いて、島全体がさわやかな香りに包まれます。夏は家から水着で海まで行けます。秋は様々な果物や野菜が採れ、そして冬は温暖でなんといってもミカンをたくさんたべることができますよ。
ー 自然が豊かで気候も温暖。そのような環境の中、子供をのびのび育てたいと思うお父さんやお母さんも多いのではないでしょうか。そんなご家族に向けて、周防大島町で子育てをするメリットを教えていただけますか?
町全体が福祉、医療、教育に力を入れており、子育てするには最適です。保育園も各地区にあって、希望の所に入ることができます。もちろん待機児童はゼロですね。それから、医療費は中学3年まで無料です。
ー 安心して子供を産み、育てられる環境が整っているのですね。逆に周防大島町が直面している問題はありますか?
過疎化、高齢化という問題はありますが、人が少ないからこそ、お年寄りがたくさんいるからこそできることもあります。デメリットを逆にメリットに変えていけば問題はないと思います。
ただ、賃貸の住宅が少ないため、大島に住みたいと思ってもなかなか家が見つからないという点が問題です。しかし、下水道はかなり普及していて、支援センターがある地区も下水道完備です。
ー “デメリットを逆にメリットに変えいく”とても大事な考え方ですね。高齢者の方々は子育ての大先輩ですから、そういった方々に見守られながら島全体で子育てをしていくイメージでしょうか。
一方、親同士の横のつながりも子育てには欠かせないものであると思いますが、子育て支援センターとして取り組まれていることはありますか?
全体として子育て世代が少ないので、お母さんたちのコミュニケーションの場を提供することで子育ての不安を解消できればと思っています。センターには、保育士、看護師、言語聴覚士の資格を持った職員が勤務しており、様々な相談を受けることができる体制を取っています。
ー 最後に。
子供たちと島の将来についてビジョンのようなものがあればお伺いできますか?
少人数のメリットを生かして、きめ細やかな保育や教育を実施することで、広い世界に通用する人材を育てることができればと考えています。
「ぞうさんのおうち」では、季節に合わせたイベントなどを行っています。私たちの子育てについての考え方や島での暮らしなどに興味を持たれたら、ぜひ気軽な気持ちで遊びに来てください。
もちろん、島外からの見学者も大歓迎です。みなさんにお会いできるのを楽しみにしています。